マンションの譲渡費用を徹底解説!節税対策で悔いなく売却しよう
2024/08/04
目次
マンションを売却しようと考えている方で、譲渡費用についてしっかり把握していますか。
売却時に発生するさまざまな費用の中でも、譲渡費用は税金対策に大きく影響する重要な要素です。
この記事では、マンション売却における譲渡費用の概念から、具体的にどのような費用が該当するのか、そして節税対策まで解説していきます。
賢くマンションを売却し、少しでも税金を抑えたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
□マンション売却と譲渡費用
マンション売却において、譲渡費用は、売却した物件の利益を計算する上で重要な役割を担います。
譲渡費用とは、簡単にいうと「マンション売却のために直接かかった費用」のことです。
法律では、譲渡費用は「所得税法第33-7条」で定義されており、具体的な項目が定められています。
例えば、仲介手数料や登記費用、広告費用などが挙げられます。
1:譲渡費用の重要性
譲渡費用が重要な理由は、売却による利益(譲渡所得)を計算する際に必要となるからです。
譲渡所得は、マンションを売却した金額から、取得費と譲渡費用を差し引いて算出されます。
譲渡所得がプラスの場合、譲渡所得税が発生します。
2:譲渡所得税の計算方法
譲渡所得税の税率は、物件の所有期間によって異なります。
所有期間が5年以下であれば短期譲渡所得、5年以上であれば長期譲渡所得となり、それぞれ異なる税率が適用されます。
短期譲渡所得は、譲渡所得の39.63%、長期譲渡所得は20.315%が税率です。
3:譲渡所得の計算式
譲渡所得は、以下の計算式で算出されます。
収入金額-(取得費+譲渡費用)-特別控除額=課税譲渡所得金額
ここで、取得費とはマンションを購入した際に支払った金額です。
譲渡費用は、売却時に発生した費用を指します。
特別控除額は、住宅ローン控除などの控除額を指します。
□マンション売却で譲渡費用となる費用
マンション売却では、さまざまな費用が発生しますが、そのすべてが譲渡費用に該当するわけではありません。
譲渡費用として認められるのは、売却のために直接かかった費用です。
以下に、具体的な例を挙げて説明します。
1:仲介手数料
仲介手数料は、不動産会社に物件の売却を依頼した際に支払う成功報酬です。
宅地建物取引業法で定められた上限額は、売却価格によって異なりますが、一般的には売却価格の3~5%です。
2:売買契約書の印紙税
売買契約書を作成する際に必要な印紙税も、譲渡費用に該当します。
印紙税の金額は、売買契約書に記載されている金額によって異なります。
3:立ち退き料
賃貸マンションを売却する場合、借家人に家屋を明け渡してもらうために支払う立ち退き料も、譲渡費用に含まれます。
ただし、使用貸借している親族に対する立ち退き料など、本来支払う必要がない費用は、譲渡費用に該当しません。
4:違約金
不動産売買において、契約後に、さらに高い金額を提示する買主が現れた場合に、旧買主に支払う違約金も譲渡費用として扱われます。
5:広告料
買主を探すために支払った広告料も、譲渡費用に該当します。
ただし、広告と関係なく売却した場合には、譲渡費用に該当しないケースもあるため、注意が必要です。
□まとめ
マンション売却における譲渡費用は、売却の利益を計算する上で重要な要素であり、適切に把握することで、節税対策を検討できます。
譲渡費用には、仲介手数料や印紙税、立ち退き料、違約金、広告料などが含まれ、これらの費用は、売却のために直接かかった費用であることが重要です。
売却前に、これらの費用をしっかりと把握し、売却後の税金対策を検討しましょう。
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