土地を売却するときは取り壊しするべき?それぞれのメリットとデメリットを紹介!
2024/03/18
土地売却を考える際、多くの方が直面するのが建物の取り壊しに関する疑問です。
特に、建物解体の費用相場や手続きの流れ、更地として売却するか古家付きで売却するかの選択は、最適な売却戦略を立てるうえで重要なポイントとなります。
そこで今回は、土地売却における建物解体の費用相場、手続きの流れ、そして古家付き土地と更地の売却を比較してご紹介します。
目次
□土地売却時に取り壊しするときの費用とは?
土地売却時に建物を取り壊す際の費用は、建物の種類によって大きく異なります。
木造、鉄骨造、RC造の3つの主要な建物タイプにおける解体費用の相場は、木造が最も低く、RC造が最も高い傾向にあります。
この費用の違いは、建物の構造が強く、解体作業が複雑になるほど、費用が上昇するためです。
*取り壊しの費用概要
養生費、人件費、重機使用料、廃棄物処分費という4つの主要な費用項目に分けて考えられます。
養生費は解体工事を安全に行うための仮設設備に関する費用で、人件費は作業に従事する人々への支払い、重機使用料は解体工事に必要な重機のレンタル費用、廃棄物処分費は解体によって発生した廃棄物を処理するための費用です。
*具体的な費用相場
具体的な費用相場は、建物の種類や構造、坪数によって異なりますが、一般的には木造で3.1~6.5万円/坪、鉄骨造で3.4~7.0万円/坪、RC造で3.5~8.0万円/坪の範囲内で推移します。
これらの数字は目安であり、建物の状態や立地によっても変動するため、正確な費用を知るには解体業者に見積もりを依頼しましょう。
□土地を売却するときに建物を残すか更地にするか
土地売却の際には、建物を残すか解体して更地にするかの選択が売却戦略に大きく影響します。
建物を残した場合は土地の解体費用がかからず、固定資産税が安く抑えられる一方で、買い手が付きにくいことや価格が相場より低くなる可能性があります。
一方、更地は流動性が高く、土地の状態が確認しやすい利点がありますが、解体費用がかかり、固定資産税が高くなるデメリットがあります。
*建物を残した場合のメリット・デメリット
古家付き土地の場合、解体費用をかけずに売却できるメリットや、買い手が住宅ローンを利用しやすくなるというメリットもあります。
買主は古家の状態によっては直接住むことも、改修や再建築の選択肢も持てるため、買主にとっては柔軟な選択肢が提供されます。
しかし、価格が相場より低くなりやすく、さらに買い手がつきにくいというデメリットもあります。
*更地にした場合のメリット・デメリット
更地にする場合、解体費用が初期投資として必要になりますが、その後の売却プロセスはスムーズに進むことが多いです。
更地は買主が新築計画を立てやすく、土地の形状や大きさを直接確認できるため、買い手を見つけやすくなります。
しかし、解体費用のほかに固定資産税が高くなる点は、長期間売却が進まない場合のリスクとなります。
□まとめ
土地売却を成功に導くためには、建物を残したまま売却するか、解体して更地にするかの戦略的な選択が必要です。
解体費用の相場や費用の内訳を理解し、古家付き土地と更地のそれぞれのメリット・デメリットを比較検討することが、最適な売却戦略を立てる上での鍵となります。
土地売却を検討している方は、自身の状況に最適な選択を行い、より良い売却結果を目指しましょう。
サンワコーポレーション株式会社の脇坂亮作です。
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