実家の売却を生前に行うメリットを紹介します!
2023/05/27
両親が介護施設に入所していて実家が空いている場合、親の生前に売却した方が良いのか、相続が発生してから売却した方が良いのか、気になる方は多いと思います。
そこで今回は、生前の実家の売却が合理的なケース、得られるメリットについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
□実家の売却を生前に行う背景とは?
まずは、親の生前に実家を売却する方が多いのはどんなケースかを紹介します。
具体的な背景は以下の通りです。
・親が施設に入所していて実家が空き家になっている
・介護施設の入居費をねん出したい
・親の認知症が進行する前に、売却しておきたい
・遺産分割で揉めたくないので、今のうちに売却したい
・実家の売却代金で、子どもたちが住む近所に引っ越してほしい
家庭により様々な事情があることがここから分かっていただけるかと思いますが、この中で施設への入所が売却のきっかけとなることが多い印象を受けます。
施設の入居費にあてる場合や空き家になることで問題になるといった事情があれば、生前売却する合理性はあります。
しかし、税金の支払いという観点で考えると、相続の開始後に売却した方が結果的に得をするケースが多いのが現実です。
□実家を生前に売却するメリットとは?
*相続トラブルを防げる
実家を含めた不動産は、相続人が複数人いる場合や相続人同士の交流があまりない場合などにトラブルに発展しやすい財産です。
不動産は現金の財産と比較すると相続人の間で分割しにくく、売却までの管理、分割割合といった点で争いが起こりやすいといえます。
親が健在なうちに実家を現金化しておくことで、相続の際に分割しやすくなり、トラブルを未然に防げるというのは大きなメリットでしょう。
*終活がしやすい
終活とは、人生の最期に備えてあらかじめ身辺をきれいに整理しておく活動です。
財産を残しておくと、相続トラブルの心配や相続税の負担など、終活の妨げになることも多いでしょう。
また、実家を生前売却することで、身辺整理を進めやすくなる点も終活のしやすさに繋がります。
□まとめ
今回の記事では、生前の実家の売却が合理的なケース、得られるメリットについて解説してきました。
相続後に売却する方が税金面ではお得ですが、生前に売却することによる恩恵があるのも確かです。
家庭の事情と生前売却のメリット・デメリットを照らし合わせたうえで判断するようにしましょう。
当社では、空き家や相続に関するご相談も受け付けておりますので、これらでお悩みの方は気軽にご相談ください。
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