レインズ登録義務とは?不動産売買における媒介契約とレインズの仕組みを解説
2024/10/31
目次
不動産売買に関心がある方や、物件の売却を考えている、または購入を考えている方へ。
レインズという言葉を耳にしたことはありますか。
レインズは、不動産会社専用の物件情報ネットワークシステムのことです。
不動産取引を円滑に進めるための重要な役割を担っています。
この記事では、レインズ登録義務について解説し、媒介契約の種類とレインズの仕組みを分かりやすく説明します。
□レインズとは?不動産売買における役割
レインズは、不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムです。
「RealEstateInformationNetworkSystem」の頭文字を取ってレインズ(REINS)と呼ばれています。
1:全国の不動産会社を繋ぐネットワーク
レインズは、全国の不動産会社間で物件情報を共有するためのネットワークです。
不動産会社であれば、レインズに登録することで、全国の物件情報を閲覧できます。
2:不動産取引の円滑化
レインズは、不動産取引を円滑に進めるための重要な役割を果たしています。
全国の不動産会社間で物件情報を共有することで、売買成立を促進し、不動産流通の活性化に貢献しています。
3:レインズの仕組み
レインズの仕組みは、以下の通りです。
・不動産仲介会社は、売主から物件売却の依頼を受け、その物件情報をレインズへ登録します。
・レインズに物件登録すると、全国の不動産会社と物件情報が共有されます。
・物件購入の依頼を受けた不動産会社は、レインズで物件の検索を行い、買主に紹介する。
・レインズには、現在売買可能な物件情報の詳細以外にも、過去の取引データも閲覧可能です。
□レインズ登録義務と媒介契約の種類
レインズへの登録義務は、媒介契約の種類によって異なります。
1:専任媒介契約と専属専任媒介契約
専任媒介契約と専属専任媒介契約では、レインズへの登録義務があります。
・専任媒介契約:売主は、1つの不動産会社に媒介を専任で依頼する契約です。
・専属専任媒介契約:専任媒介契約に加え、売主が自ら売買相手を見つけた場合でも、仲介業務を依頼した不動産会社を通して売買契約をしなければならない契約です。
2:一般媒介契約
一般媒介契約では、レインズへの登録は任意です。
一般媒介契約は、売主が複数の不動産会社に媒介を依頼できる契約です。
3:レインズ登録義務の目的
レインズ登録義務は、不動産取引の透明性を高め、売買を円滑に進めるためのものです。
専任媒介契約や専属専任媒介契約では、売主が複数の不動産会社に物件情報を公開することで、より多くの買主と出会う機会を増やし、売却をスムーズに進めることができます。
□まとめ
レインズは、不動産会社専用の物件情報ネットワークシステムであり、不動産取引を円滑に進めるための重要な役割を担っています。
レインズへの登録義務は、媒介契約の種類によって異なり、専任媒介契約と専属専任媒介契約では登録義務があります。
レインズを活用することで、全国の不動産会社間で物件情報を共有でき、売買成立を促進し、不動産流通の活性化に貢献しています。
不動産売買に関心がある方は、レインズについて理解することで、安心して不動産取引を進めることができます。
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