マスターリース契約とは?サブリースとの違いやメリットと注意点を解説
2024/08/24
目次
賃貸物件オーナーとして、収益性や相続対策に関心があり、マスターリースについて詳しく知りたいと考えている方へ。
マスターリース契約は、賃貸物件の管理方法として近年注目を集めています。
しかし、「マスターリースって実際どうなの。」「サブリースとの違いは何。」「メリットや注意点ってあるの。」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マスターリース契約について、サブリースとの違い、メリット、注意点などをわかりやすく解説していきます。
□マスターリース契約とは?サブリースとの違い
マスターリース契約は、賃貸物件のオーナーとサブリース会社の間で締結される、一括借り上げの賃貸借契約です。
一方、サブリース契約は、サブリース会社と入居者の間で締結される転貸借契約です。
マスターリースとサブリースの違いを具体的に説明すると、下記のようになります。
・マスターリース:オーナーがサブリース会社に物件を貸し出す契約。
・サブリース:サブリース会社が入居者に物件を貸し出す契約。
それぞれ対象となる人と、渡し手が違うことがわかります。
サブリースは、転貸を意味するため、一括借り上げによって転貸する管理方式をサブリース方式と呼びます。
実務上では、オーナーとサブリース会社が締結する賃貸借契約も「サブリース契約」と呼んでいることが多いですが、厳密には「マスターリース契約」と呼ぶのが正しいです。
「マスターレッサー」はマスターリース契約の貸主、「マスターレッシー」はマスターリース契約の借主を指します。
つまり、オーナーがマスターレッサー、サブリース会社がマスターレッシーとなります。
□マスターリースのメリットと注意点
マスターリースには、収益性の向上や相続対策といったメリットがある一方、注意すべき点も存在します。
以下にそれぞれ3つほどポイントを挙げていきます。
1:メリット
・契約が1本で済むため、管理の手間が軽減できる。
・家賃収入が安定し、空室リスクを軽減できる。
・相続税の節税効果が期待できる。
2:注意点
・家賃収入が減額される可能性がある。
・サブリース会社が破綻した場合、家賃収入が途絶えるリスクがある。
・サブリース会社の経営状況や信頼性を事前に確認する必要がある。
□まとめ
この記事では、マスターリース契約について、サブリースとの違い、メリット、注意点などを解説しました。
マスターリースは、賃貸物件の管理を委託し、収益性を高めたいオーナーにとって有効な手段となりえます。
しかし、家賃収入が減額される可能性やサブリース会社が破綻するリスクなど、注意すべき点も理解した上で検討することが重要です。
信頼できるサブリース会社と適切な契約を締結することで、賃貸物件の収益性向上や相続対策に役立てられます。
サンワコーポレーション株式会社の脇坂亮作です。
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