相続が決まったら何から始める?相続の基本的な流れについて解説します!
2023/08/08
相続は人生に何度も経験するものではありません。
それだけに、いざ相続することになった際、何から始めれば良いのか困ってしまいますよね。
そこで今回は、多くの方が疑問に思っている「相続が決まったら何から始めるべきか」にお答えします。
正しい始め方と正しい手順で、スムーズかつ正確に遺産相続を進めていきましょう。
□遺産相続の基本的な流れ
まずは、遺産相続がどこから始まり、どういった流れで進んでいくのか、基本的な手順について確認してみましょう。
1.死亡届の提出:亡くなって7日以内
2.年金・保険の手続き、世帯主変更、公共料金の手続き:10日~14日以内
3.相続人・相続財産の調査、遺言書の確認:なるべく3ヶ月以内
4.相続放棄・限定承認するかどうかの選択:3ヶ月以内
5.準確定申告(被相続人の所得税申告):4ヶ月以内
6.遺産分割協議、協議書の作成、相続財産の名義変更や登記:期限なし(早めがベスト)
7.相続税申告:(10ヶ月以内)
被相続人の方が亡くなられたら、そこから7日以内に死亡届を出し、14日以内に国民健康保険の脱退手続きをしなければなりません。
さらに、厚生年金を受給していた場合には10日以内、国民年金を受給していた場合には14日以内に、年金受給停止もする必要があります。
このように、相続することが決まったら、まずは保険・年金に関する手続きから始めることになるでしょう。
加えて、被相続人の方が世帯主であった場合には、14日以内に世帯主も変更しなければなりません。
このように、被相続人の方の死後14日以内に終わらせなければいけない手続きがたくさんあるため、前々から準備しておくことが非常に大切です。
□遺産相続は何から始める?まずはこれからやっておこう!
相続が決まったら、このような流れで進んでいきます。
しかし、これだけでは何から取り掛かれば良いのか、よく分かりませんよね。
そこでここからは、相続が決まったら何から始めれば良いのかについて、より詳しく解説していきます。
*相続人の調査
被相続人の出生〜死亡までの戸籍謄本を集めて、相続人に該当する人を確認します。
誰が相続人になるのかを把握しておかないと、法定相続分も決まらなければ、遺産分割協議を行うこともできません。
そのため、戸籍をさかのぼって、誰が相続人になるのかを必ず確認しておきましょう。
*遺産の確認
被相続人の方がどれだけの財産を所有していたのかについても、きちんと確認しておく必要があります。
重要書類が収納されている棚や金庫から、パソコンやスマホのアプリやメールまで、きちんと調べましょう。
不明な場合には、弁護士や司法書士をはじめ、専門家に相談するのがおすすめです。
*遺言書の確認
また、遺言書があるかないかも確認しておく必要があります。
遺言書がある場合にはその内容が優先されるため、相続が決まり次第、遺言書の有無とその内容についても確認しておきましょう。
□まとめ
今回は、「相続が決まったら何から始めるか」にお答えしました。
相続が決まったら、まずは「相続人の調査」「遺産の確認」「遺言書の確認」この3つから取り掛かるのがおすすめです。
自分たちだけで進めていくのが難しい場合には、弁護士や司法書士に相談するのも有効ですし、特に面倒な不動産の相続に関しては、当社のような不動産相続のプロにお任せください。
サンワコーポレーション株式会社の脇坂亮作です。
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